古着でぬいぐるみの服作り
私が「ごっこ遊び」が大好きだったころ
私は、大好きなぬいぐるみ達の服を作ることが大好きだった。
用意する者は
- はさみ
- 着なくなった古着
たったこれだけ
みしんや針を使った器用なことはできなかった。
袖や襟の空いている穴をぬいぐるみの頭を通して、切ったり結んだり
不格好で、ボロボロの見てくれであったが
自分で作った服を着ているぬいぐるみは、いつもよりとても素敵に見えた。
レースがついたふりふりの服で作った、うさぎのうさちゃんのウエディングドレス(もどき)や、黒いセーターを覆面のようにかぶせ、キツネのコンちゃんに作った忍者衣裳は私の力作だった。
その頃の私の夢は「ファッションリーダー」だった気がする。
この前、実家に帰ると以前の私の部屋はすっかり片付いていたが、ぬいぐるみは箱の中にちゃんと残っていた。
記憶にある大きさよりずっと小さくなって、ハサミで切られたのかあちこち、それはもうボロボロのうさちゃんは
とても素敵なドレスを着ていた
今週のお題「何して遊んだ?」